小出研究室では、サイバーセキュリティを中心に、セキュアで高性能な情報基盤を実現するための研究に取り組んでいます。主な研究テーマは、Moving Target Defense(MTD)、攻撃を再現・分析するための脅威トレース、マルウェア動的解析などです。
理論的検討に加えて、実装・評価を重視し、実運用を見据えた技術の確立を目指します。
また、小出研究室では、メンバー間の勉強会や輪講、チームでの CTF(Capture The Flag) 参加などを通じて、知識と実践力の継続的な向上を図っています。
最近の研究テーマ
1. サイバーセキュリティ
インターネットの普及により、社会のあらゆるシステムがネットワークに接続され、データもオンラインで管理されるようになりました。その一方で、企業・政府・組織を狙ったサイバー攻撃は増加し、情報資産の 機密性(Confidentiality)・完全性(Integrity)・可用性(Availability)(CIA)を守ることが重要になっています。
小出研究室では、攻撃の成立条件や影響範囲を分析し、実環境に適用可能な防御技術の設計・評価を行います。
2. Moving Target Defense(MTD)
MTD は、攻撃者にとっての「標的」を固定せず、システム設定や構成を動的に変化させることで攻撃の成功確率を下げる防御手法です。
たとえば、サーバの IP アドレスやネットワーク構成、ソフトウェア構成などを時間とともに変更することで、攻撃の前提(探索・特定・侵入)を崩し、攻撃コストを引き上げることが期待できます。
小出研究室では、MTD を複数の IT 領域へ適用し、効果(防御性能)とコスト(運用負荷・性能影響)の両立を目標として研究を進めています。
そのほかにも…
- マルウェア動的解析
- ネットワークセキュリティ
- フィッシングサイト対策
- コード脆弱性解析
- 機械学習IDS (侵入検知システム)
教育・活動
- 研究テーマに応じた輪講・勉強会による基礎力の強化
- 実装・評価を通じた研究開発スキルの向上
- チームでの CTF 参加による実践的なセキュリティ技術の習得
- SECCON Beginners CTF 2025: 全体31位
- 国内外の会議における積極的な論文発表
- 2024年度: 国内発表 **** 本 / 国際学会 **** 本
- 2025年度: 国内シンポジウム 1 本 / 国際学会 5 本
- 歓迎会やBBQ、合宿など参加任意のイベント
配属希望者へ(学部生の皆さんへ)
小出研究室ではサイバーセキュリティに興味がある学生を歓迎します!入室時点で高度な専門知識がなくても、勉強会や輪講、先輩のサポートを通じて基礎から学べる体制を整えています。
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こんな人に向いています
- セキュリティ技術を「使う」だけでなく「作る・評価する」ことに興味がある
- 実装・検証を通じて、動く成果物で研究を進めたい
- ネットワーク、OSなど基盤技術を学びたい
- CTFなどの実践を通して力を伸ばしたい
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取り組み方のイメージ
- 基礎学習 → 小規模実装 → 実験・評価 → 発表・論文作成、という流れで研究を進めます。
- テーマは相談しながら決定し、興味と適性に応じて段階的に深めていきます。
キーワード
- サイバーセキュリティ:攻撃からシステムやデータを守り、被害発生時に適切に対処するための技術・運用の総称
- MTD(Moving Target Defense):システム構成を動的に変化させ、攻撃を成立しにくくする防御アプローチ
- 脅威トレース:攻撃の挙動と影響を再現・分析し、対策検討を支援するシミュレーション/トレース技術
- CTF:情報セキュリティの知識と技術を競う競技形式の演習